自己修養活動
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自己修養活動
年末より年始にかけ、1年間の清算と迎える1年間のこころの準備を目指して実践
- 2000年 ― 年末より10日間四国遍路開始、1〜27番まで
- 2001年 ― 28番〜38番まで
- 2002年 ― 39番〜45番まで
- 2003年 ― 46番〜65番まで
- 2004年 ― 66番〜88番 結願
- 2005年 ― 奈良県・信貴山にて8日間断食
- 2006年 ― 熊野古道・小辺路踏破
- 2007年 ― 冬の北八ヶ岳、単独踏破
- 2008年 ― 熊野古道・伊勢路踏破
- 2009年 ― 熊野古道・中辺路踏破
四国遍路行
20代よりの登山活動によって歩くことには、それなりの自信がありました。冬山合宿などでは当時40kgのキスリング、南や北アルプスの山々を数日間歩き続けることも何度となく経験し、人生もなかば過ぎた頃から「四国遍路」と「山小屋巡り」をいつかはと夢見ていました。私の場合、自営業者として1週間以上の休みがとれるのは年末年始だけですのでその期間を利用しました。その時期は遍路する人も本当に少なく、雪に悩まされたり、寒く、日が短いので苦労も多いのですが、それだけに得るものが多い静かな、又充実した5年間(44日間−徒歩1200キロ)でした。又、何年後かのいつかは「通し打ち」でと夢見ています。
5年間の四国遍路行
1年目 平成12年12月30日〜平成13年1月9日(11日間)
第1番 霊山寺 〜 第27番 神峰寺
お寺それぞれの個性が楽しい。
焼山寺・大龍寺がやはり名寺、印象に残った。神峰寺を過ぎ、予定通り実質10日間で300キロ歩ききった時は感動であった。
1年目 雲山寺 |
1年目 徳島、へんろ道にて |
2年目 平成13年12月31日〜平成14年1月7日(8日間)
第28番 大日寺 〜 第38番 金剛寺
朝食やお金のお接待を受ける。民宿や旅館のほとんどが私1人か数人、休業も多い。
2年目 高知室戸岬にて |
2年目高知、土佐湾にて |
3年目 平成14年12月31日〜平成15年1月7日(8日間)
第39番 延光寺 〜 第45番 岩屋寺
朝食はしっかり食べ、ほとんど昼抜きで歩く。宇和島周辺では、文化の情緒があり良かった。19年ぶりの雪とかで、「ひわた峠」で30cmの積雪、後半3日間は、ほとんど雪山歩きだった。
3年目 愛媛、宇和町にて |
3年目 愛媛、岩屋寺 |
4年目 平成15年12月29日〜1月5日(8日間)
第46番 浄瑠璃寺 〜 第65番 三角寺
ほとんどは美しい瀬戸内海を見ながらのあまり変化ない道でしだが、たんたんと足を進める。
1歩77cm、1分間 77m、1時間6,000歩、1日多い日で5万歩。
4年目 香川、雲辺寺にて |
4年 香川、白峰寺への道 |
5年目 平成16年12月29日〜平成17年1月6日(9日間)
第66番 雲辺寺 〜 第88番 大窪寺 〜 第1番 霊山寺 〜 高野山奥の院
善通寺は、やはり人出が多い。国分寺より雪の山道を歩く。
瀬戸内の美しい夕陽に感動。大窪寺にて無事結願 。
バンザイ!感謝!霊山寺まで歩き、徳島にて娘が出迎えてくれた。
一緒に高野山奥の院にお参りする。無感量であった。
5年目 大窪寺にて結願
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断食道場体験行
平成17年12月31日~平成18年1月7日(8日間)
奈良県・信貴山断食道場
道場内 |
一週間過ごした4.5畳の部屋 |
12月31日
夕方入場、3分の玄米食、夜下剤飲む
体重68キロ、8泊分56,000円支払い、入場者
25人男女約半々で20~30代が7割食生活改善、ダイエット、体験が目的のようだ。
1月1日
午前10時と午後4時に小茶わんにクズユのみ。
4.5帖の部屋に小さな電気ストーブとふとん一式、座ぶとん小机のみ。
胃腸が動くのがよくわかる。空腹感にジッとガマン。
1月2日
朝の静座、礼拝の後、そうじ、そして散歩に出るが
力が入らなくて身体がとてもだるい。
体重66キロ、午後、講演の後自立矯正体操を行う。
1月3日
空腹感と身体のだるさは前日以上
1月4日
身体が慣れたのか、特に大きな空腹感やだるさはない。
あとは精神面での戦い(4・5帖での孤独感、やることのなさ)のみか
午後、裏山へ1人でハイキングをする。身体が軽い感じだ。
体内の脂肪が燃えるのはこれからだという。多重65キロ。
1月5日
前日同様、身体もすっかり慣れた。空腹感もさほど感じない。
道場の方より食べない効用を聞く。
身体の毒素の排出や免疫力の発起などだが確かに体感するし、納得する。
1月6日
今朝の外気温は−3度で寒い。午前中はいつも通り午後、ヨーガを行う。
身体がまがらず硬いことを実感。
夕方1週間ぶりの玄米3分食、50回ほど噛み、食べるがとても甘く感じるしおいしい。
おなかはほとんど出ていない。体重63.5キロ。
1月7日
午前10時玄米5分食をごちそうになり道場に別れをする。
貴重な体験の1週間であった。
帰路、いかるがの里、法隆寺に立ち寄り、1千年以上の 風雪に耐えた
日本最古の木造建築をまじかに見ながら古の人たちの心に触れ、木を扱うことを
生業としている私にとってそれらの建造物に想いを馳せることができ
わずかな時間だがほっとする豊かな幸せな時間であった。
最後の玄米食 |
法隆寺 |